コラム

2020.10.26更新

お久しぶりです!

広報委員、松浦先生による素晴らしいブログの後に恐縮ですが、、、

 

 

以前にもお知らせしましたように、学会シーズン真っただ中であります!!

題名の通り、この週末に日本癌治療学会学術集会が開催されました。普段は泌尿器科医がメインの学会に参加することが多いですが、本学会は他科の先生や基礎の先生方も多く、非常に刺激になります!

いや、もう終わってるじゃん!と思う方が大多数かと思われますが、ご安心ください、12月25日までオンデマンド配信されております!!

 

もちろん、我らが柏病院からも演題登録しております!

 

柳澤孝文先生 「転移性ホルモン未治療前立腺癌に対するアビラテロン併用ホルモン治療の初期使用経験」

福岡屋航先生「転移性尿路上皮癌における生涯喫煙量とペンブロリズマブの治療効果の関係」

鈴木裕崇先生「Cabazitaxel投与中断後もPSAの持続的な低下を認めた2例」

今井「慈恵医大における転移性腎癌に対するNivolumabの使用成績」

 

薬物治療の話がメインになりますが、腎癌、前立腺癌、尿路上皮癌と内容は多岐にわたります。

是非ご参考いただければ幸いです!

しばらくは学会や勉強会の告知が続きますが、ブログをご覧いただければ幸いです!よろしくお願いします!!

 

今井

 

 

2020.10.25更新

お久しぶりです!当院の広報委員、松浦です。
 
当院泌尿器科はチーフ制度というものを採用しており、我々のような3-5年目前後の若手医師が3ヶ月間程チーフに任命され、手術のマネージメント業務全般や他科との架け橋、緊急オペの参加を任されます。
 その代わり、腹腔鏡の手術は基本的に全て参加するためこの3ヶ月で飛躍的に技術向上する事が出来ます。かという私、松浦もチーフ3ヶ月が終了致しました!
 この3ヶ月でかなりの成長を実感でき、医師になって7年目ですが今までで最も病院の奴隷化した最も充実した3ヶ月といっても良かったと言えるでしょう!

特に、全国でもトップクラスの手術件数を誇る膀胱全摘に関しては、上司の三木先生、柳澤先生の指導のもと解剖学的知識含め相当理解力が深まりました!
尿路変更に関しての拒否反応も全くなくなりましたよ。

特に以前このブログでも紹介した三木先生と柳澤先生の書籍
究める鏡視下膀胱全摘術・尿路変向術 Level up LRC,RARC

 

「究める鏡視下膀胱全摘術・尿路変向術 Level up LRC,RARC」

 

を熟読→オペ動画復習→オペのループでのインプットとアウトプットの繰り返しがかなり効果あったようです。

腹腔鏡、ロボットでの膀胱全摘は症例数も少なく良い教科書があまりないという実感でした。

しかし症例数が十分でない施設が多い中、当院で数百例の膀胱全摘を行った三木先生の知識が詰め込まれており、かなり若手から相当理解しやすい教科書となっております!
症例数も限られる女性の膀胱全摘の部分も個人的にはかなり勉強になりました。

ミニマリストの僕は、現物で本を持ちたくないので購買圧力にも屈せず電子版での販売を待ちましたが、ついに電子版も販売されました!!明日膀胱全摘の先生も今すぐ読めます(^^)

https://www.medicalview.co.jp/catalog/ISBN978-4-7583-1272-1.html

電車の中、バスの中、手術室、風呂、いつでも何処でも読めるようになりましたので若手の膀胱全摘に苦手意識持たれている先生にも読んで頂きたい内容です!


当院では膀胱全摘がリンパ節郭清、尿路変更も含め早い時は4時間台で終わる事もあり全国でもトップクラスのスピードですが、その速さの理由は解剖学的知識に基づいたオペ中の戦略にあると思います。この一冊に全て濃縮されています。

では皆さん、今年もあと3ヶ月、2020年ラストスパート頑張っていきましょう(^^)